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地上げ屋とは?宅建士資格者が解説!対策方法はある?

地上げとは、不動産を転売し
お金を儲けるシステム??

「地上げ屋」というコトバを聞いたことはありませんか?バブル時代を知っている方にとっては、「危ない集団」のイメージがあると思います。地上げ屋の正体やたちの悪い地上げについての対策についてご紹介しましょう。

1.バブルのころの地上げ屋のイメージ

地上げとは、不動産を転売するだけでお金が儲かるというシステムクマよ!


なぜ「地上げ屋」に悪いイメージを持つ方が多いのでしょうか?それは、バブルのころに不法な行為をして、テレビや新聞で大きく取り上げられたからです。現実に不法な行為をする人がいたので悪いイメージを持つのも仕方ないでしょう。
不動産の売買は、多額のお金が動きます。たちの悪い人にとって不動産取引は、手っ取り早くお金が稼げる美味しい取引だったのです。特にバブルの頃は、不動産景気がピークのため、不動産取引には、億という金額が当たり前のように飛び交っていました。
一棟のマンションの売却額たるや、恐ろしい値がついたものです。基本的に地上げとは、不動産を右から左へ転売するだけでお金が儲かるというシステムになります。悪い人というのは、お金には敏感な方が多いので、おいしい話を放って置くわけがありません。
つまり、健全な不動産会社だけで地上げをしていればよかったのですが、お金に目がくらんだ悪い人たちが参加することにより犯罪行為が行われたので、地上げのイメージが失墜したのです。一握りの犯罪でもインパクトがあると記憶に残ります。
たとえば、地上げをするためには、買取る物件から住人を立ち退かせる必要があります。そのために、物件を放火したり、ダンプカーを突っ込ませたりとすさまじい行為をする地上げ屋が存在したので強烈な悪のイメージが残ったのでしょう。

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2.本来の地上げ屋の仕事は?

宅地建物取引業法があるので地上げのプロセスに違法行為は存在しないクマ!


地上げ屋とは、簡単にいうと不動産を安く買って高く売ることを専門にした不動産会社のことです。たとえば、立地は優れているのに、何らかの問題を抱えているために売却し難いような物件を安く買い、問題を解消してから高く売るという取引の仕方になります。
商品を安く買い高く売って利益を上げるという、商売のお手本のような取引になります。地上げ屋というと、不法行為をするイメージがあるかもしれませんが、地上げのプロセスに違法行為は存在しないはずです。
なぜなら、不動産会社は、「宅地建物取引業法」という法律により監督されています。法律に触れるようなことをした場合、ペナルティーとして不動産業を続けることができなくなるなどの処分を下されるのです。

3.地上げの具体的な方法

地上げ屋とは問題のある物件を解消し売る仕事クマ!


たとえば、立地がそれほど悪くないのに入居率の悪い賃貸マンションが地上げの対象になります。マンションのオーナーにとって、入居率が低い物件は赤字の対象でしかないでしょう。しかし、売却するにも入居率の低い物件を購入する人がいるとも思えません。
入居率が低いのには原因があるはずです。築年数が古くて入居率が低いのであれば、リフォームしたり立て替えたりすることで入居率は高くなるでしょう。しかし、そのためには、入居している住人に退去してもらわなければなりません。
しかし、「借地借家法」という、オーナーよりも弱者であるとされる入居者に有利に作られた法律が適用されるため、なかなか退去してもらうわけにはいきません。したがって、オーナーは、マンションの価格が少々安くなっても手放したいはずです。
そこで、地上げ屋が登場するのです。入居率という問題のあるマンションを安値で買取ります。地上げのプロは、知識も豊富です。地上げ屋が入居者を立ち退かせることは、それほど難しいことではないのです。
たとえば、立退き料を多めに支払ったとしても、立退き料を加算した額を超える価格でマンションを売却することが見込めれば利益を得ることができます。そもそも、立地の悪くない場所であればマンションは高く売却できるのです。
問題のある物件でも立地がよければ、売却する手立てはあります。安く購入できる可能性のある物件は、他にもたくさんあるのですが、一般の不動産会社は手を出したがりません。なぜなら、問題を解決しなければならないというリスクが伴うからです。
地上げ屋とは、安く購入できる可能性や高く売却できる可能性のある物件を積極的に取り扱う仕事といえます。物件の持つ問題を取りのぞく知識や経験のある、不動産取引のプロフェッショナルといえる存在です。

4.現在の地上げ屋の状況

バブル期でないので地上げは流行ってないクマ!


バブルがはじけてから、それ以降は地上げ屋の活動は沈静化しているようです。一般的に地上げ屋の動きと不動産景気とは、リンクしているといわれます。つまり、売買価格が高騰すると動きが活性化するのです。
物件が抱える問題を解決するためには、それなりの費用がかかります。不動産景気が活発で、転売による儲けが大きければ、たとえ費用を要しても回収できるでしょう。しかし、転売による儲けが少なければ、費用を回収することができません。
つまり、転売による儲けが少なければ、手間や時間をかけるだけのメリットがありません。メリットがないのであれば、リスクのある物件よりもリスクのない物件を取引しているほうが無難だから地上げが流行らないのです。

5.地上げに対する対策

威圧するような行為やしつこく勧誘する行為は違反クマよ!


不法な行為があれば、
通報しよう!!!

現在の地上げ屋は、法律にもとづき取引している場合がほとんどなので、違法な行為をすることは少ないでしょう。特に暴力団については、法律改正により厳しくなっているため不動産取引に介入することは難しくなっています。
そもそも、取引とは売主と買主の両方が納得して進めるのです。納得のできない取引をする必要はまったくありません。地上げ屋から取引を持ちかけられても嫌なら嫌で断ればそれで終了です。かりに、地上げ屋と取引をしたとしても問題ありません。
不法な行為があれば、ハトのマークの「宅地建物取引業協会」へ通報してください。不動産会社は宅地建物取引業法において厳しく規制されています。たとえば、相手を威圧するような行為やしつこく勧誘する行為は宅地建物取引業法違反です。
とはいえ、実際には、法律ギリギリのところで、手を替え品を替え、さまざまな手法を講じてくるのがプロの手口かもしれません。何かおかしいと不安を感じれば、弁護士のような専門家に相談することも大切です。
法律違反と思われる行為があったとしても、地上げ屋にはバックに弁護士などの専門家がついていることが多いので、素人が対策を講じることは難しいといえます。やはり、プロにはプロです。少々費用を要しても専門家の知恵を借りるのが最適な方法といえます。

地上げ屋という名称に対して、悪いイメージを持つ方が多いようです。しかし、実際のところ、不動産取引においては、プロ中のプロと呼べるのかもしれません。少なくともプロとしての不動産知識や法律知識がなければ地上げをすることは難しいといえます。

 

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このページでわからない点があれば教えて下さい、不動産一括査定牧場のFPが確認後回答致します。


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