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家が売れない場合どうなる?最終手段はどうする?田舎ほど厳しい・・・

家が売れない場合どうなる?最終手段はどうする?田舎ほど厳しい・・・

都会の家の場合、売りたいと思えばなんとか売れます。しかし、田舎の家になると売れない場合はとことん売れないことがあるようです。家が売れないときには、どうするのでしょう…何かいい手段がないのでしょうか?

1.田舎の家が売れないのはなぜ?

需要がないために田舎の家が売れない


物を売るときに、その物の需要がないというのは、致命的なことなのです。たとえば、田舎に行くと、いかにも人の住んでいないと思われる空き家を見かけることがあります。持っていても仕方がないと思うのですが、たぶん売れないのでしょう。

都会には家がたくさんありますが、人もたくさんいて、不動産業者の数も少なくありません。都会では家に対する需要が多いため、家を売りたいと思えば、条件を変えさえすればいつかは売れるのです。

田舎では都会の逆で、家は少ないのですが人も少なく、不動産業者も見かけることがありません。売れない家は最後まで売れないことがあるようです。

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2.売れないまま所有していると「空き家問題」につながる

「空き家問題」というのが深刻な状況に


売れないものは、仕方ないからそのまま持っていよう…とすると、さまざまな障害がでてきます。いま、「空き家問題」というのが深刻な状況になっています。日本の国の人口は減少の一途をたどっているにもかかわらず、新築住宅は毎年建てられています。やはり新築の便利できれいな家のほうが選ばれるからでしょう。

当然、古い家が余ってきます。その古い家が活用されることがないのです。そもそも、家とは子孫に残す財産であったはずですが、考え方が変わってきているのでしょう。今の子ども達は、新しい家を選択します。古い家よりも新しい家で暮らしたいのです。

子ども達が出た後の家が、いずれ誰も住まなくなり、売りにだしても古い家など見向きもされないので売れません。そうやって、空き家が増えていくのです。

・街がスラム化する
空き家の多い地域では、だんだんと空き家に他人がたむろしたりするようになります。所有者が訪れることがほとんどないからです。売りには出しているものの売れない状態が続いているため、ほとんど放ったらかしになっています。

しかし、集まった不法占拠者による騒音はご近所に迷惑をかけることになるのです。また、放火などの犯罪も増えるようになります。すると、環境の悪化を嫌がり、周囲に住む人まで引っ越していくようになるのです。そうなると街はスラム化の一途をたどります。

・税金の課税スタイルも空き家問題の一因になる
固定資産税の課税の仕方が空き家問題の原因であるともいえるのです。毎年、1月1日現在に、不動産を所有している人に固定資産税が課せられます。この税金は、所有者にとって負担になるでしょう。実際に住んでいる不動産についての課税であれば仕方ないとも思えるのですが、住まずに持っているだけの不動産にも課せられるからです。
税金の課税スタイルも空き家問題の一因になる

固定資産税の課税の仕方は、住宅用地についての優遇措置があります。住宅用地であれば、200㎡までの部分については6分の1の負担であり、200㎡を超えた部分については3分の1の負担に軽減されているのです。

つまり、家を取り壊して更地にしてしまうと、おおよそ6倍の固定資産税を納めなければならないのです。更地にすれば、利用できるかもしれないと考える方は多いのですが、税金のことを考えると取り壊すことができません。それも、空き家が増える原因となっているのです。

3.最終的にはどうすればよいのか?

固定資産税の負担があるのに売れない空き家・・・


周辺の環境を悪化させる原因になり、固定資産税の負担もあるにもかかわらず売ることのできない空き家について、最終的にはどのような手段があるのでしょうか?

・最初から相続しない
もったいないようですが、そもそも空き家の原因になると思われる家を、相続の時点で放棄するのが手っ取り早い方法です。相続する家が街なかにあるのならもったいない話ですが、田舎や過疎化の進む街であれば売れる見込みを考えてください。売れる見込みがなければ、相続した家はいずれお荷物になります。

ここで注意しなければならないのは、家だけの放棄はできません。相続の放棄とは、相続財産すべてについて行わなければならないからです。したがって、空き家になりそうな家がある場合には、あらかじめ生前贈与などで相続財産を整理しておくなどの対策が必要になります。

他の資産との絡みもあるでしょうが、使いもせず売れもしない家の固定資産税を毎年支払い続けることと、どちらが有利かを検討する必要があるのです。

・寄付してしまう
いらないものなら、あげてしまおうという考え方です。ただし、寄付される側も必要でないものを寄付されたいとは思いません。あくまで、相手が希望すればということにはなりますが…。

寄付するパターンとして、まず、国や地方公共団体(都道府県や市町村)に寄付することが考えられます。寄付の方法は、担当の窓口で相談すると、その後空き家が調査され、受け入れ可能であれば必要な書類を求められるのです。

個人や法人へ寄付するパターンもあります。個人へ寄付する場合には、たとえば、隣の敷地を所有する人であれば、寄付した土地を加えて面積を大きくすることで利用価値がでてくる可能性があるでしょう。

法人の場合は田舎であっても、たとえば保養地として利用の可能性があるかもしれません。また、法人であれは、費用を経費で落とせるので、個人よりも寄付を受けやすいともいえます。

・スッキリしない
とはいえ、相続放棄や寄付をすることでは、決定的な解決方法とはいえません。相続放棄は期間が限定されており、寄付は相手方が必要かどうかによるからです。売れない状態が長く続くと崩壊の可能性すらでてきます。やはり、行政による構造的な解決方法が必要なのではないでしょうか?

4.空き家問題の解決のためには

メリットのある仕組みをつくる国家的な構造改革が有効なのでは


自治体によっては、危険のある空き家の所有者に適正に管理することを義務付けているケースもあります。なかには、違反した場合には強制的に取り壊すところもあるのです。さらに、撤去費を補助したり、税制面でも危険な状態の空き家には固定資産税の優遇措置をストップしたりするケースもでてきています。

しかし、重要なのは、空き家の有効活用でしょう。そもそも、使える家が空き家になるのを防ぐことが最重要ポイントのはずです。国家的な構造改革として、税制などで新築住宅よりも中古住宅を取得したほうがメリットのある仕組みをつくることが有効なのではないでしょうか?

空き家問題が深刻になる原因がわかるような気がします。なぜなら、スッキリとした解決策が見えてこないからです。「人口が減る」「古い家より新しい家を選ぶ」「古い家が余る」の構図もとてもわかりやすいでしょう。いずれ、大きな社会問題になりつつあるといえますね。

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このページでわからない点があれば教えて下さい、不動産一括査定牧場のFPが確認後回答致します。


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